民進党について

民進党が幹事長人事でもめている。自分たちがよって立つ所を明確にできないからだろう。

民主党時代からそうだった。自民党から政権を奪取した時は、子ども手当の支給、高校教育の無償化を掲げ、国民の支持を取り付けた。しかし、財源問題で頓挫。東日本大震災福島原発事故では、菅直人がヒステリックに原発廃炉を叫び、沖縄の米軍基地問題では、鳩山由紀夫が国外移転を訴えた。

原発が危険なことは、50年前から分かっており、沖縄の基地もないほうがいいのは国民みんなが理解していたこと。即効薬がない問題で、何とかソフトランディングさせるしかない事象を性急な、先の見えない対応をしたことで、再び自民党が返り咲いてしまった。

「何で2番じゃいけないんですか」といった蓮舫。「自民党の対抗軸を作る」という前原誠司

私たちは、これがやりたいから政党を結成している、といった理念のかけらも感じられない今の民進党の状況を憂うのは、民進党に期待しすぎているからだろうか。